演奏会・発表会のDVDとBlu-ray、どちらを選ぶ?
画質・収録時間・データ納品から考える、ディスクの選び方
DVDとBlu-rayって、実際どれくらい違うのか。3時間の公演はDVD1枚に入るのか。ディスクを作るときに迷いやすいところを、作っている側の目線で書いてみます。
おすすめはBlu-ray。DVDの場合、3時間越えは2枚組も
Right And Leftでは、画質を重視するならBlu-ray、費用を抑えたいならDVDをご案内しています。ただ、長い公演をDVD1枚に詰め込むと、そのぶん画質が落ちます。3時間くらいの公演をDVDにするなら、2枚組がおすすめです。
発表会では、生徒さんに配ったり販売したりするために、DVDやBlu-rayを希望されることが多いです。見た目はどちらも同じようなディスクですが、入れられる映像の画質はけっこう違います。
作る側としては、せっかく撮って編集したものなので、なるべくいい画質で見てもらいたい。ただ、Blu-rayのほうが費用は上がるので、予算との相談にもなります。今回は、その選び方と、長い公演をディスクにするときに私が気をつけていることを書いてみます。
画質で選ぶなら、Blu-rayのほうがいいです
ディスクで残すなら、Right And LeftではまずBlu-rayをおすすめしています。DVDより記録できる容量に余裕があって、そのぶんきれいに見せやすいからです。費用を抑えたいなら、DVDも選択肢になります。
そもそも、解像度から違います。DVDはSD、つまり標準画質で、だいたい480p相当。通常のBlu-rayは主にフルHD、1080pです。DVDはHD画質ではないんですね。
規格の違いについて:ソニー「DVDとブルーレイディスクの違い」
本音を言えば、ディスクにするならみなさんにBlu-rayを選んでほしいくらいです。ただ、受け取る方の家にBlu-rayを再生できる機器があるかどうかも関わってくるので、配る場合は、注文を集めるときにDVDとBlu-rayのどちらがいいかも聞いておくと安心かと思います。
3時間入ることと、きれいに見られることは別です
DVDには2時間までしか入らない、と思っている方もいるかもしれません。でも、実際に上限があるのは記録できるデータの量です。データ量を抑えれば長い時間を入れることもできますが、そのぶん圧縮が強くなります。
その結果、輪郭がぼやけたり、四角いにじみのようなブロックノイズが出たりします。つまり、長く入れられる代わりに、画質を落としているわけです。
長時間収録と画質の関係について:パナソニック「録画時の画質」
私が作ってきた感覚では、2時間と2時間半くらいなら、そこまで差が気にならないこともあります。でも3時間くらいになると、映像によってはブロックノイズが目立ってきて、ちょっとこれは気になるな、という仕上がりになることがあります。
なので、3時間くらいの公演をDVDにするなら、2枚組をおすすめしています。1枚に入れる時間が短くなれば、そこまで強く圧縮しなくて済むからです。
何分を超えたら必ず2枚、とは決めていません
同じ3時間でも、どんな場面が多いかで見え方は変わります。なので、時間だけで一律に決めずに、仕上がりを見ながらご相談しています。2時間半や3時間というのも、あくまで私が作ってきた中での目安です。
2枚に分けるのは、詰め込みすぎて画質が落ちるのを防ぐためです。Blu-rayと同じ解像度になるわけではないので、もっときれいに残したい場合は、Blu-rayやデータでの納品をおすすめします。
どれくらい違うのかは、見てもらうのが一番早い
画質が落ちると言われても、実物を見ないと判断しづらいですよね。それに、私が気になる程度の差でも、許容できるかどうかは見る人によって違います。
なので、1時間くらいを収録したDVDと、3時間を収録したDVDを実際にお送りして、見比べてもらったこともあります。ディスクではなく、こういう画質になります、というサンプルデータを作って見てもらうこともあります。
手間はかかりますが、機材や数字の話だけで説明するより、実物を見て決めてもらったほうが確実です。1枚で十分か、2枚組にするか、いっそBlu-rayにするか。予算も含めて判断しやすくなると思います。
ディスクには、映像以外にも作るものがあります
データ納品と違って、ディスクには盤面の印刷やジャケット、メニュー画面もあります。映像だけでなく、こうしたデザインも確認していただきます。
Right And Leftにデザインをお任せいただく場合は、テンプレートに教室名や公演名、日付などを入れて作ります。それを見ていただいて、修正があれば直してから進めます。
ご自身でデザインしていただくこともできます
もっと凝ったデザインにしたい場合は、IllustratorやPhotoshopのテンプレートファイルをお渡しすることもあります。作っていただいたデータを受け取って、ディスクの制作業者に回します。
映像とデザインの確認が終わったら、ディスクのコピー、盤面やジャケットの印刷、ケースへの封入をして、発送します。この製造の部分は、外部の業者に依頼しています。
つまり、映像ができあがってからも、ディスクを作って届けるまでの工程が残っているんです。配りたい日が決まっているなら、映像やデザインを確認していただく時間も含めて、スケジュールを考えておくと安心です。
撮影前の準備については、演奏会・発表会の撮影を依頼する前に準備することにまとめています。
4Kで見たいなら、データで残すのがおすすめです
Right And Leftでは、基本的に4Kで撮影しています。ただ、DVDにするときはSD画質、通常のBlu-rayにするときはフルHD画質に変換して入れることになります。撮影が4Kでも、ディスクまで4Kになるわけではありません。
(4Kに対応したUltra HD Blu-rayという規格もありますが、この記事で比べているのは、一般的なDVDと通常のBlu-rayです。)
4Kディスクの規格について:パナソニック「Ultra HD ブルーレイとは」
せっかく4Kで撮ったものは、その解像度のまま見てほしい。個人的に一番おすすめしたいのがデータでの納品なのは、そのためです。Right And Leftでは、完成した映像は基本的に4Kのデータで納品していて、データ量を抑えたい場合はフルHDで書き出すこともできます。
ディスクで配りつつ、4Kの完成データも手元に残しておきたい、という場合は、見積もりのときに伝えてください。
Right And Leftでの元データの保管期間は、納品後1か月としています。必要なときに使えるよう、受け取ったデータはバックアップを取っておくことをおすすめします。
よくある質問
コピーするディスクの枚数は、いつまでに決めればいいですか?
基本的には、編集が終わってディスクの製造に進むまでに決めていただければ大丈夫です。見積もりの段階では、おおよその枚数で構いません。
3時間の発表会を、DVD1枚に収められますか?
入れることはできますが、そのぶん圧縮が強くなるので、画質との兼ね合いになります。3時間くらいなら2枚組をおすすめしています。どうしても1枚にまとめたい場合は、仕上がりを見ながらご相談ください。
4Kで撮影した映像は、Blu-rayでも4Kで見られますか?
通常のBlu-rayは主にフルHD(1080p)、DVDはSD(約480p)に変換して収録するので、4Kのままにはなりません。4Kで残したい場合は、データでの納品をおすすめします。
まとめ:できるだけ、きれいな状態で見てほしい
作る側としては、やっぱりできるだけきれいな状態で見てほしいので、一番は4Kのデータ、ディスクならBlu-rayをおすすめしたいところです。ただ、実際には費用や、受け取る方の再生環境とのバランスで決めることになります。数字だけでは違いが分かりにくいので、迷ったら実際の画質を見比べてから決めてもらうのが一番だと思います。
Right And Leftでは、演奏会・発表会の撮影から編集、DVD・Blu-rayの制作まで対応しています。どの形式にするか決まっていなくても大丈夫なので、まずはご相談ください。
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