セミナー撮影でスライドを見やすく残すには?
スクリーンの撮影とデジタル収録、登壇者との組み合わせ方
登壇者はきれいに映っているのに、説明に使っている資料が小さくて読めない。セミナーの映像でそうならないように、私が資料をどう録って、どう見せているのかを書いてみます。
資料を見やすく残すなら、PCの映像を直接録るのが一番です
スクリーンをカメラで撮る方法もありますが、Right And Leftでは、資料はPCの映像を直接録り、登壇者はカメラで撮って、編集で組み合わせる方法をおすすめしています。
セミナーの映像では、投影している資料が読めることを大事にしています。教材として学ぶ人に見てもらう映像なら、なおさらです。そのためには、資料をどう録るかも、撮影の前に決めておく必要があります。
スクリーンを撮るだけが、資料の残し方ではありません
資料の残し方は、大きく分けて3つあります。PCの映像をデジタルで直接録る方法と、スライド専用のカメラを1台用意してスクリーンをなるべく大きく撮る方法、それから、会場を広く撮った映像からスクリーンの部分を拡大して使う方法です。
私の感覚では、カメラで撮ったスクリーンや、広く撮った映像を拡大したものは、デジタルで直接録ったものより見づらくなります。なので、できる場合は、資料はデジタルで録るようにしています。
会場の設備を確認して、必要なら分配器を持ち込みます
PCの映像を直接録る場合は、まずRight And Leftから会場に連絡して、映像を受け取れる設備や接続の方法を確認します。
会場からHDMIで映像をもらえるなら、それを受けて、録画機能のある外部モニターなどで記録します。登壇者はカメラで撮って、資料はこの映像で残す、という分け方です。
会場で映像を分けてもらえない場合は、こちらでスプリッターという分配器を持ち込みます。PCとプロジェクターの間に挟んで、投影用と収録用に映像を分ける方法です。
資料は大きく、登壇者は横に添える
資料と登壇者を別々に録っておくと、編集でそれぞれの大きさを調整できます。Right And Leftでは、資料を画面の中で大きめに置いて、その横に、登壇者の顔や話している様子が分かる程度のワイプを添えることが多いです。
背景が黒いままになるところには色を用意して、ご支給いただいたロゴなどがあれば、それも使って背景を作ります。
記録があればよいのか、見てもらう映像にするのか
特に指定がなければ、誰かに見てもらう前提で、見やすいように編集します。明らかに不要なところを切って、場面の切り替えも、画面が乱れないように整えます。
逆に、「記録としてそのままあればいいので、編集はいらない」とはっきり言われている場合は、カットなどはほとんどせずにお渡しします。同じ長さの映像でも、見てもらうために整えるのと、ほぼそのまま渡すのとでは、作業量がかなり違います。
編集するときは、このままだとクレームや、ご依頼いただいた方の不利益につながるのではないか、と感じたところをそのままにはしません。編集を変えたり、気になる点を補足したりしてご提案し、どう直すかは、必要に応じて確認したうえで判断していただいています。
PCとハブの接続で、実際に困ったことがあります
デジタルで録るときに私が気をつけているのが、発表に使うPCから、安定して映像を受け取れるかどうかです。
HDMI端子のないPCでは、ハブなどの変換機器を使ってHDMIで出力します。私の現場では、そういう接続で映像が不安定になったり、信号が来なかったりしたことがあります。こうなると、なかなか厄介です。
なので、MacBook AirのようにHDMI端子のないPCを使う予定がある場合は、できればHDMI端子のあるPCを用意してほしい、と事前にお伝えすることがあります。
もちろん、MacBook Airなら必ず不安定になる、と確かめたわけではありません。ハブなどの変換機器も含めた、私の現場での経験からお伝えしていることです。
撮影者の予定が空いていても、会場の準備が間に合わないことがあります
セミナーの撮影は、カメラを持って行けば全部できる、というものでもありません。PCの投影や音響など、会場の設備まわりの確認が必要になります。
例えば、本番の2〜3日前にご相談をいただいて、すぐに会場へ連絡できたとしても、その日程では必要な機材を用意できないことがあります。
なので、最低でも2〜3週間前、できれば2か月前くらいにはご相談いただけると助かります。正直なところ、1か月前でも余裕が少ないなと感じることがあります。
最初に分かると助かること
- 教材として資料を読みながら見てもらいたいのか、当日の記録があればよいのか
- 会場名と、分かる範囲での投影設備・映像出力の情報
- 使うPCと、ハブや変換機器を使う予定があるか
とはいえ、最初から機材のことを全部調べなくても大丈夫です。まずは「資料も見やすく残したい」とお伝えください。分かっている条件から、会場への確認はこちらで進めます。
よくある質問
スライドは、会場のスクリーンをカメラで撮れば十分ですか?
スライド専用のカメラで、スクリーンをなるべく大きく撮る方法もあります。ただ、私の感覚では、デジタルで直接録ったものより見づらくなるので、できる場合はPCの映像を直接録る方法をおすすめしています。
会場に映像を分配する設備がなくても収録できますか?
はい。スプリッターという分配器を持ち込んで、PCとプロジェクターの間で映像を分ける方法があります。接続の方法は、事前にRight And Leftから会場に確認します。
HDMI端子のないPCでは、資料を収録できませんか?
ハブなどの変換機器を使えば、収録できないわけではありません。ただ、映像が不安定になったり、信号が来なかったりすることがあるので、できればHDMI端子のあるPCをご用意ください。
まとめ:目的に合わせて、資料の見せ方を決めます
セミナーの映像を編集するとき、私は、映像としてつながっているかだけでなく、依頼された目的に合っているかを考えるようにしています。資料をどう見せるかも、そこから決めています。
セミナー・講演会の撮影をご検討の際は、資料をどんなふうに見せたいかも、あわせてご相談ください。
Contact
撮りたい映像の話を、
聞かせてください。
「まだ日程しか決まっていない」という段階でも大丈夫です。
ご予算に合わせて、いちばん良い形をご提案します。
※現在、お電話での受付は行っておりません。
フォームよりご連絡いただきますようお願い申し上げます。
